リピート系注文の盲点を知ることで損失を大幅に減らせる件について

リスク管理

皆さんは去年や一昨年の相場を覚えていますか?

実は年で、10円くらいしか値幅がなかったんですよ!

え!10円って意外と広いんじゃないの?

いえいえ、そんなことはありません。

それまでは、かなり広い値幅だったんです。

そんな中、去年や一昨年は比較的リピート系注文で利益を上げる人が多かったようです。

ただ、今年はどうなのか!?

それについて、リスク対策の観点から少し話をしていきたいと思います。

去年や一昨年の基準でリピート系注文の設定は危険

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まずは下図のチャートをご覧ください!

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左半分が2017年のドル円チャート右半分が2018年のドル円チャートになります。

見てもらえばわかりますが、2017年のドル円チャートはおおよそ

  • 108円〜114円

の間でレンジを形成してますよね。

2018年については105円に迫る押しを見せましたが、再び114円につけることとなりました。

つまり2018年は、

と言うことになります。

10円動くと言うことは、結構大きな変動に見えますが、過去の年間変動幅で比較すると、決して大きな変動ではありません。

ここで米ドル円の、過去年間変動幅を見てみましょう。

  • 2013年:おおよそ19円
  • 2014年:おおよそ21円
  • 2015年:おおよそ10円
  • 2016年:おおよそ22円
  • 2017年:おおよそ11円
  • 2018年:おおよそ10円

どうですか?

年間10円の変動は、それほど幅の広い感じはしませんよね?

ここでリピート系注文の話に戻りますが、去年や一昨年のレンジを想定した設定にすると、痛い目を見る可能性があるってことですね。

大抵、大きな値動きがある年は、

  • 円が売られているのに円高になる
  • 円が買われているのに円安になる

傾向があるので、こんなサインがあった場合は注意しなければなりませんね。

ヤバイと思ったら手遅れ!リスク対策はお早めに

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あるFX系ブロガーの話なのですが、面白い話があります。

このブロガーさんは、リスク関係の記事を多く執筆しており、為替相場によってアクセス数が変わってくると言うのです。

どう言った時に、リスク系のブログアクセスが集まったと思いますか?

答えば、円高に進んだ時!しかも大幅に円高に振れた時にアクセス数が増えたのです!

面白いですよね!円高に進むとリスク系のブログアクセスが増えるんですから。

逆に、円安相場やレンジ相場の場合は、アクセスが対して増えなかったんです。

察しの良い方ならもう何と無くわかりますよねこの原因?

  • 円安やレンジ相場の場合はイケイケでリスクを取って売買
  • 円安相場なのとレンジが多いので損切りしなくても+ー0くらいにはなる
  • 円高の思考が薄れてくる
  • 円高に振れてもレンジと思い損切りせず
  • 大幅な円高になって焦る

こんな感じの心理になりますね投資家は。

これから言えることは、人間なので「円安」や「レンジ」が続くと感覚が麻痺して、「円高思考が薄れる、もしくは無くなります。

そうすると、リスク対策を取るよりは(どうせレンジか円安)、利益を優先した方がいいと思いがちなのです。

結果的に、大きく円高に振れると損切りのタイミングを失い、大損失に繋がるってストーリーです。

リピート系注文については、円安やレンジ相場を想定した設定をし続けると、今話したようなリスクに会う可能性が高くなります。

全員が全員、そう言うわけではないと思いますが、このブロガーさんの話を聞くと、リスクに直面して初めて焦るトレーダーが多いようですね。

レンジになると発注頻度を大きくしたくなる

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皆さんは、去年や一昨年の成績はどうでしたか?

年で10円ほどしか値幅がないと、トレードスタイルによっては結果が違ってくるでしょう。

特に短中長期トレードに分けると、

  • 短期トレード:利益が上げやすい
  • 中期トレード:利益が上げにくい
  • 長期トレード:利益が比較的上げやすい

こんな感じのはずです。

去年や一昨年はリピート系注文が効果的だった

特にリピート系注文の場合は、去年や一昨年といった円安、もしくはレンジ相場が続くと、比較的利益を上げやすいんです。

良く、値幅が狭すぎて米ドル円では取引できない、なんて言葉が聞かれますが、リピート系注文のトレーダーにとっては、うってつけの相場ですよね!

レンジ相場でも円安に傾くことが多かったので、円安傾向でストップを円高深くに仕込んでおけば、ロスカットさせることなく利益を積み重ねられたはずです。

ただ、あまりにも値幅がない相場の場合は、流石のリピート系注文であっても利益が上げられません。

なぜなら、あまりにも値幅がなさすぎて注文が確定されないのです。

どんなに優秀なリピート系注文であっても、注文が確定しなければ宝の持ち腐れですよね。

値幅が小さい相場ではリピート系注文を多めに

解決策はあります。

注文が確定されないくらい値幅が狭いのであれば、注文を多めにする分散注文をすればいいのです。

もちろん、いつもより1つの注文に対する枚数は少なめにする必要がありますが、それを色々な所に仕込んでおくのです。

円安やレンジ相場の場合は、これだけでかなりの利益をリピート系注文はもたらしてくれたはず。

ただ、ここに怖い落とし穴があるんです!

そう!それが先ほどから話している、円安やレンジ思考相場の崩壊&円高突入です。

円安やレンジになれた感覚に襲いかかる、怒涛の円高相場!

慣れきったトレーダーは、損切りができずにズルズルとポジションを引きずる結果となるわけです。

利益を求めすぎた結果の大損失

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先ほど、相場の値幅が狭すぎた場合、注文数を多くすることでチャンスが広がると話しました。

注文数は増やしても、投資する枚数の総数が同じなら被害はまだ最小限で済みます。

しかし、利益を求めすぎるあまり、多くした注文の枚数がいつもと変わらない、つまり注文の量が増えれば増えるほど、投資する枚数も増えてしまった場合は悲惨です。

それらが全部、損失となって帰ってくるのですから。

いつもの倍注文してしまった場合は、損失はいつもの倍になりますよね。

今までトントン拍子で利益を上げ続けていたが、これまでに体験したことない損失の量で、頭の中は大混乱!

当然そんな中で冷静な判断ができるわけもなく、損切りできずにズルズルと円高に傾く瞬間を見ることしかできない。

こんな感じのことに、思い当たる人はこの記事を見ている人の中にも、多いのではないでしょうか?

先ほどの、リスク体格のブロガーさんではありませんが、そんな時にリスクに関する記事を読んでももう手遅れです。

事が起きてから対応しても、後手後手に回るしかなく、結論から言うとすぐに「損切りしろ」としか言えないでしょうね。

ちなみに今話した内容は、特に変わったことを言っているわけではなく、FX関係の記事には必ずと言っていいほど載っているリスクに関する話です。

頭ではわかっているんだ!だけどいざ「円安やレンジ相場」が続くと、投資思考が麻痺して「円高のリスク」が希薄になっちゃうんだ!

こう思ってしまうのも気持ちはわかります。

なんせ私もそれで、数百万円の損失を出した事がありますので…。

リスク対策は自分のメンタルとの戦い

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結局のところ、こう言ったリスク対策の話は、自分で答えを探し出すしか方法はありません。

  • 自分で身にしみて体験しそれを糧にするのか
  • 色々な失敗談を自分のことと捉えてリスク対策を考えるのか
  • 経験からも学ばずに自分勝手に取引するのか

これらは他人から言われて、どうこうなるものでもありません。

幸いなことに、リピート系注文の場合は、言われたことを淡々に取引をしてくれます。

つまり、注文を出す時に、冷静になりリスク最優先で注文を組めば、被害は最小限に留める事ができます。

これが成り行きトレードの場合は、私情が入りリスクを優先した判断が鈍る可能性がありますので。

人間は「得をするより損をする方がメンタルが動く」と言われており、「損」が絡む判断は冷静にできない生き物です。

なるべく「損」をする判断は、冷静な時にする、つまりリピート系注文時に予め盛り込んでおく事で、損失を大幅に減らす事ができるでしょう。

まとめ

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一昨年や去年は、リピート系注文中心のトレーダーにとっては、取引しやすい年だったかもしれません。

しかし、今年もそのようになるとは限りません。

年末年始にかけて、大暴落してしまった背景もあるので、この後も何が起こるかわからない。

利益を上げている、メンタルが落ち着いて冷静になっている時こそ、リスク対策に関する問題を考えなければならないので、是非今一度リピート系注文の設定を見直してみてはいかがでしょうか?

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