FXでは損切りが大事と聞くけど、自分の損切り方法はあってるのかな?
損切りをしても全然利益が上がらない…
損切りの方法を間違えてるのかな?
私は以前、このようなTweetをしました。
FX初心者の方
損切りのルールは決めてる?
明確な損切りルールが無いと、大きな損失が発生します
現に私は昔、損切りルールを設定せずにいたら100万円単位の損失が出ました
FXで生き残るのに大事なのは「損切り」
FXが上手な人は損切りが上手い
是非、FX初心者の方には損切りを研究して欲しい
— 山形のFX系ブロガー(初心者) (@yamagataotoku) 2019年6月13日
初心者FXトレーダーさんの中で多い、間違った損切りの方法は、
- 損切りラインまで行かないと損切りしない
- 損切りのラインを自己資産の「〇〇%」と設定
これは非常に間違った損切りの考え方です。
もしこれに該当するのならば、危険な損切り方法を取り入れています。
現に私はこの損切り方法で過去、100万円単位の損失を出してしまいました。
その経験から私は損切り方法を変えて、「3つの撤退ライン」を設けることにしました。
その結果、先ほどのような100万円単位の損失は発生しなくなりました。
そこで今回この記事では、「損切りは最終手段!FX初心者にオススメしたい3つ撤退方法」をご紹介します。
損切りは最終手段!FX初心者に誰も教えない損を減らす3つ防衛手段
結論から先に言っておきますが、FX初心者が見聞きする損切りの考え方は大抵間違っています。
多くのFXトレーダーが常識だと思っているリスク管理の損切り、無駄なリスクを背負っている可能性があるんです。
例えば初心者のFXトレーダーさんの頭の中は、
- 目標額になったら利益を確定する
- 想定レートまで下がってしまったら損切りをする
この2つの発想しかないんですね。
この2つの発想しか持っていないのであれば、今後FXで儲け続けるのは正直厳しいです。
まず初心者FXトレーダーの皆さんには、この考えを捨てることから始めていただきたい。
それではどうすればいいのか。
FXで損を減らすには、主に3つの防衛方法を守らなければなりません。
- 利益が伸び悩んでいる時はすぐ撤退
- プラスマイナス0で撤退
- 最終防衛ライン損切りにて撤退
これらの撤退方法を守れば、損失のリスクは最小限になります。
次の項目からは、これらについて深掘りをしていきましょう。
損切りを最終防衛ラインとする3つの撤退方法
先ほど話した3つの撤退方法は、最終防衛ラインを「損切り」とする極力損失を減らす考え方です。
メリットとしては、
- 損失が少ない段階で食い止めることができる
デメリットとしては、
- 利益を上げる機会が減る
ってことです。
もし、リスクありきの「ハイリスクハイリターン」なトレードをしたいのであれば、この方法は合わないと断言しておきます。
ただし、「リスク管理」を重視したトレードをしたいFX初心者にとっては、ドンピシャにハマる考え方なので、自分がそれに該当するのであれば次の項目から確認して言ってください。
①想定より利益の伸びが悪いポジションはすぐ撤退を
大前提の考え方として、「自分の考えた取引ルールに乗っ取ったトレード」をしていることが必要になります。
つまり、初心者がよくやりがちな勘に頼ったFXトレードでは、この手法は使えないので注意してください。
結論から言って、「自分の想定した利益の伸びが無い」と判断したら、利益が少なくてもすぐに撤退しろってことですね。
これが第1の防衛ラインです。
例えば次のチャートを見てください。
右肩上がりでチャートが上がっていますが、後半は伸びているけど失速しているのがわかりますよね?
初心者のうちは、「この後また右肩上がりで伸びるかも?」と思うかもしれない。
だけど明らかに失速し始めている、つまり「含み益の伸びが悪い」と感じたら撤退するべきなんです。
初心者のうちはチャートの流れが掴みにくいでしょうが、「明らかに失速している」と感じることはあるはずです。
もしその時に、含み益があるのであれば欲張らないで、「即撤退」を心がけるようにしましょう。
②含み益が「プラス→0」になったら撤退をする
もしポジションが含み益だったにも関わらず、「0」になったらその場で撤退しましょう。
これが第2の防衛ラインになります。
下のチャートを見てください。
左の「赤丸」で買い注文を入れたとしましょう。
順調に含み益を伸ばしていきましたが、途中で一気に下落をしていますよね。
そして右の「赤丸」まで下落、要は含み益がプラマイ0になるポイントで一度撤退するんです。
初心者FXトレーダーの中には、「もしかしたら戻るかもしれないのに勿体無い…」そう思うかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。
確かにまた値が戻るかも知れない、それは否定しません。
ですが仮に、さらなる暴落を引き起こして「大きな含み損」になってしまったら、「資金的」にも「メンタル的」にもかなりキツイです。
プラマイ0の段階で撤退すれば、少なくとも損失を避けることはできるので、リスク管理的にも欲をかかないようにしましょう。
③損切りラインはマックスで50pipsくらいを想定
最終防衛ラインは「損切り」です。
ここまで来てしまったら、潔く損切りをしてこれ以上の損失を避けるべき。
そしてこの時ポイントになるのが、
- ポジションを持つ前にあらかじめ損切りラインを設定すること
です。
これには重要な理由があり、ポジションを持ってから損切りラインを決めようとすると、どうしても主観が入ります。
「もしかしたら値が戻るかも…」そんな希望的観測で客観視した損切りライン設定ができなくなる。
客観的に損切りラインを設定するためにも、特に初心者FXトレーダーの皆さんにはポジションを持つ前に損切りラインを決めて欲しい。
そして損切りラインを設定するときは、
- チャートの形状
- インジケーターのサイン
だけで決めてください。
たまに「含み損の額(もしくは比率)」で決める人がいますが、それは人によって差があります。
数値で損切りラインを決めるときは、誰でも平等な「pips」で計算をしましょう。
その基準は各自で判断をして欲しいのですが、あえて基準を設けるとなるとマックス50pips以内でしょう。
個人的な意見ではありますが、これ以上の損失となるとかなりメンタルに来ます。
追伸
自分のトレードスタイルによって、「損切り」のスタイルは違います。
今回紹介した損切りスタイルは、
- リスクよりも安定
- ローリスクローリターン
- メンタルを崩したく無い
こんな人にオススメな、損切りの考え方になります。
実際私は副業でFXを5年続けましたが、一番しっくりくる「損切りの考え方」がこの3つの防衛方法でした。
特に初心者のFXトレーダーさんは、損切りのラインがわからない人が多い。
是非ともこれを基準に、独自の損切りスタイルを確立していただければ幸いです。
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