
OANDA JAPANのオーダーブックなら、相場の転換ポイントを知れるが、無料版と公式版で違いはあるのだろうか?
プロからの人気も高いOANDA JAPANのオーダーブックですが、多くの人が間違った認識を持ってます。
それは…

「無料版」と「公式版」で機能に差があることです!
しかも致命的な!
先に結論を簡単にまとめてみると、
オーダーブック | |
公式版 | 無料版 |
・オープンオーダー利用可能 ・オープンポジション利用可能 |
オーダーブックができること | |
指値の注文量 | 逆指値の注文量 |
決済の指値の注文量 | 決済の逆指値の注文量 |
上記のボリュームを知ること可能 |
無料版と公式版の違い | |
更新タイミング | 更新頻度が違う |
データの新鮮さ | リアルタイムではない |
拡張性 | MT4と連動させられない |
無料版 | 30分に1回更新される |
公式版 | 5分に1回更新される |
こんな感じ。
今回この記事では、「OANDA JAPANが提供するオーダーブックの無料版・公式版」について比較検討します。
衝撃!無料版のOANDA JAPANオーダーブックには制限があった!
OANDA JAPANが提供する「オーダーブック」は、以前記事でもお話をしましたが「OANDAを利用するトレーダーのオーダーとポジションを知ることができるブック」ツールになります。
現在、無料で使うことができOANDAを使っているトレーダーの
を見ることができる素晴らしいツールになります。
詳しくはコチラ → 「オアンダのオープンオーダー・オープンポジション」
OANDA JAPANではオーダー状況を「オープンオーダー」、抱えているポジションを「オープンポジション」と表現し、一般公開をしているのです。
さて、ここまで読まれた人は

「じゃあ 無料の一般公開しているオーダーブックで十分じゃない?」
こう思われるかもしれません。
確かに私も無料のオーダーブックで十分だと思いますが、高度な分析をするトレーダーには不十分な点があるのです。
そう、
のです!
OANDA JAPANで口座を作った人が使える「公式版」と誰でも使える「無料版」では、オーダーブックに性能の差があったってこと。

無料版と公式版の違いを知らないでオーダーブックを利用すると、相場の情報から確実に損をします。
【復習】OANDA JAPANの提供するオーダーブックについて
この項目は、OANDAのオーダーブックについて良く知らない人、もしくは忘れてしまった人が見てください!
すでに、OANDAのオーダーブックについて熟知している人は、次の項目に飛んでもらって構いません!
詳しくはコチラ → 「オアンダのオープンオーダー・オープンポジション」
オーダーブックは他人の注文ボリュームを知ることができる
オーダーブックの機能として「トレーダーの注文がどのレートにどれくらいあるのか」知ることができます。
具体的にオーダーブックで確認できるのは、
オーダーブックができること | |
指値の注文量 | 逆指値の注文量 |
決済の指値の注文量 | 決済の逆指値の注文量 |
上記のボリュームを知ること可能 |
これらの注文ボリュームをレートごとに知ることができるんです。
詳しくはコチラ → 「オアンダのオープンオーダー」
下の画像を見てください。
オーダーブックは4つのエリアに別れており、それぞれでデータの意味が違ってきます。
オープンオーダーの場合は、
これをビジュアル的に確認できるのでめっちゃ重宝する!
反映されているデータは、直近24時間のOANDAトレーダーのオーダー(注文)になるので、信憑性の高い情報で、正確な取引の手助けになる、なんて素晴らしいツールなんでしょう!
無料版を活用しているトレーダーも多く、ほとんどの人は次のような使い方をします。
- 指値が多いデータをピックアップ
- サポートされている可能性が高いので抵抗される
- その付近では必ず反発がある
- 反発後そのラインを突き抜けると一気に相場が動く
こんな感じに、上手なFXトレーダーは予想をするんです。
例えば次のオーダーブックでいう

この青い部分なんかは、指値が多いので反発する可能性が大です!
オープンオーダーは他人の抱えているポジションのボリュームがわかる
オーダーブックには他人のポジションボリュームがわかる、オープンポジションと言う機能があります。
つまり、皆んなの抱えているポジションを丸裸にできちゃうってこと。
ただし、確認できるのはあくまで「OANDAグループの顧客が保有しているポジション」だけなのは注意です。
詳しくはコチラ → 「オアンダのオープンポジションについて」
下の図を見てみましょう。
上の図は現在、どの価格水準に売買別にどのくらいのポジションが構築されているか、オープンポジションでグラフチェックできます。
見方は非常にシンプルで、
・青が損しているポジションの所持者の数
・オレンジ色が含み益を持っているポジションの数
です。

買いポジションが有利なのか?売りポジションが有利なのかを推測し、トレンドの転換を読み解くことが可能
無料版の落とし穴!OANDA JAPANオーダーブックは3つの点で損
さて、本題に入りたいと思います。
実はですね、無料版OANDA JAPANのオーダーブックは公式版と比べると3つの点で損をしているのです。
項目 | 無料版と公式版の違い |
更新タイミング | 更新頻度が違う |
データの新鮮さ | リアルタイムではない |
拡張性 | MT4と連動させられない |
こんな感じで同じオーダーブックでも違いが発生してるんですね。
個人的な調査をしたところ、
ことがわかりました。
「わかっていない=知らずのうちに損している」ということになるので、今日は是非損をしている内容を知って帰ってくださいね。
それでは次の項目から、オーダーブックの損を3つに分けてご紹介します。
1.オーダーブックの更新頻度が違う
OANDA JAPANのオーダーブックを使っている皆さん!
どれくらいの頻度でオーダーブックが更新されているか言えますか?
もし言えないあなたは、いつのデータかわからずに使っていることになりますよ!
先に結論を申しますと、
更新頻度 | 詳細 | |
無料版 | 30分に1回 | 00分と30分 |
公式版 | 5分に1回 | 00分から5分刻み |
こんな感じで、明確に更新頻度に差が生じています。
FXトレーダーの方ならどなたでも、情報鮮度の重要性は熟知しているはずです。
いかに重要な情報でも、10分後にはゴミ同然の価値しか無くなる時もあります。
そんな水物の情報が、30分に1回しか更新されない恐怖、あなたならわかるはずです!
2.表示されるデータがリアルタイムじゃない
先ほど、無料版のOANDAオーダーブックは30分ごとにしか更新されないと話をしました。
実はもう1つ大きな「損」があるのです…。
それは、

「表示されるデータは30分前」
なのです。
つまり、更新されるのは30分おきで、表示されいている情報は30分も前のものなんですよ!
見たタイミングによっては、1時間も前のデータを見る羽目になります。
これって冷静に考えなくても、かならいやばい状況ですよね!
1時間も前の情報で、この後の為替相場を予想する必要があるんですから…。
3.MT4と連携ができない
最後になりますが、FXトレードツールMT4に無料版のオーダーブックは連携することができません。
MT4を使っていない人には関係ない話ですが、次の画像のようにMT4と併用してOANDAオーダーブックを使用できます。
こんな感じに、わざわざOANDAオーダーブックと、トレード画面を行ったり来たりしなくても、一目でわかる優れものなんです。
公式版OANDAオーダーブックには2種類タイプが存在する
最後になりますが、先ほどから紹介している公式版OANDAオーダーブックには2種類のタイプが存在します。
公式版 | 更新頻度 | リアルタイム更新 |
スタンダード版 | 20分に1回 | 同じ |
プレミアムバン | 5分に1回 |
ざっくりこんな違いがあります。
オーダーブックには「スタンダード版」と「プレミアム版」が存在
先ほど話したオーダーブック2種類のタイプが存在し、「スタンダード版」と「プレミアム版」に分かれます。
これらは、OANDAに口座を持っていれば使用することができるのですが、「プレミアム版」を使用するには1つ条件があります。
それは、

「前月の取引がUSD50万以上必要」
です!
この条件さえ満たせれば、次の月からは「プレミアム版」のOANDAオーダーブックを使用できる。
「プレミアム」と名前がついているのだから、「スタンダード版」よりも機能が優れているのです。
では、どういった点で「プレミアム版」が「スタンダード版」よりも優れているのかを次に解説します。
オーダーブックの更新頻度に5倍の差がある
先ほど話した公式版オーダーブックは2種類のタイプ、「スタンダード版」と「プレミアム版」に分かれますが、大きな違いは更新頻度にあります。
「無料版」の場合は「60分間に2回」オーダーブックの更新があります。
「公式版」つまりは、「スタンダード版」と「プレミアム版」でもそれぞれオーダーブックの更新頻度が違うのです。
そうです!
オーダーブックのスタンダート版よりもプレミアム版の方が、5倍も更新頻度が高いのです!
オーダーブックのリアルアイム更新は同じ
スタンダート版とプレミアム版では、更新頻度に違いはありますが表示されるデータは最新の数値になります。
「無料版」は更新された時間より30分前の数値が表示されますが、「スタンダード版」「プレミアム版」共に更新時間のリアルタイムなデータが表示されます。
まとめ
オーダーブックのまとめです!
オーダーブック | |
公式版 | 無料版 |
・オープンオーダー利用可能 ・オープンポジション利用可能 |
オーダーブックができること | |
指値の注文量 | 逆指値の注文量 |
決済の指値の注文量 | 決済の逆指値の注文量 |
上記のボリュームを知ること可能 |
無料版と公式版の違い | |
更新タイミング | 更新頻度が違う |
データの新鮮さ | リアルタイムではない |
拡張性 | MT4と連動させられない |
無料版 | 30分に1回更新される |
公式版 | 5分に1回更新される |
こうでしたね。
オーダーブックは無料で使えるので、性能についてあまり意識しない人も多いのですが、公式版に比べると性能が落ちます。
比較をした上で、OANDA JAPANオーダーブックの無料版より、公式版の方に魅力を感じるようでしたら、検討してみる価値はあるでしょう!
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